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利用者の変化の記録

目次

症状

 臼蓋形成不全という、股関節をはめ込んでいる電球で言うソケットのような入れ物が小さい状態で育ち、股関節に負担がかかり続けて、歳を重ねると高確率で変形性股関節症になってしまいます。

 この方は、その変形性股関節症で両方の股関節を人工関節にする手術を受けておりました。

 もちろん、手術を受けた後は、リハビリも行ったそうですが、

  • 手術した傷の違和感
  • 腰痛
  • 膝の痛み
  • 長時間歩いたり、長時間座っていると痛みが強くなる

とのことでした。

当院をご利用になる前

 当院をご利用になる前は、整骨院に通っていましたが、最初の3回~5回は、10分くらいのマッサージと電気しかしてもらえず、全然変化を感じなかったそうです。

 その後、信頼できそうな先生に担当してもらい、回数券も何枚か購入して、3ヶ月ほど通いましたが、前進している感じがないまま、行ったり来たりするような感覚だったそうです。

 そこで、当院にお越しいただきました。

 最初は、いくつかのチェックをしていき、体の状態を確認していきました。

検査結果

横から見た姿勢


  • 首がやや前に出ている
  • 肩が内側に巻いている
  • みぞおちが前に移動して、肋骨が開いている
  • 股関節が後ろに引かれておらず、腰を前に突き出している
  • 膝が外側に向いて曲がっている
  • やや後ろに重心がある

緑の枠のところは、骨盤が後ろに丸まって、腰の反りがあまりない状態です。

股関節の位置が前に突き出て、なおかつみぞおち部分も前に出ているので、胴回りの筋肉がかなり弱っている状態とも言えます。

 股関節の手術の影響で、お尻の筋肉が衰えてしまって、骨盤周りの安定性が崩れてしまい、腰や膝に負担が広がってしまったと考えました。

 本来、骨盤は、全体的に見ると、少しお尻を引いているような感じで、後ろに感じるはずなのですが、この方は、前に突き出すような姿勢をとっています。

 股関節を含めた体幹の力も弱っていることによって、体を支える場所が、膝の前側の筋肉と、腰の筋肉、そして、体幹が働かないことによって、背中の緊張が強くなっていました。

 この女性の方は、まだ整骨院の回数券が残っているそうなのですが、こちらに通うことを決めてくださいました。

 何よりも、通っていた整骨院でもっと早くにトレーニングが必要だと言ってくれたら、良かったのにと回数券を買ったことを後悔していました。

これを読んでいる方には、知っておいて欲しいのですが…

整骨院や整体では、運動療法を取り入れているところが少ないのが現状です。

筋肉をほぐしてもらったり、ストレッチを受けるだけでは、体はリセットされても、筋肉が強くなることはありません。
あくまでも、リセットです。

もし、一時的な改善で満足するなら、整体や整骨院に行っても良いと思います。ただし、リセットされるだけで、根本の体幹の弱さだったり、目や平衡感覚など、別の問題が潜んでいた場合には、再発したり、別のところが痛くなり始めて、また整骨院に通い始めることになるでしょう。

 体をマイナスからゼロにリセットして、そこから、体の機能をプラスにしていくためには、体を動かすことがとてもとても重要です。動かずして、根本的に治すということはできないといっても過言ではありません。

 僕たち施術をする人は、あくまで相手の体の治す力を引き出すことしかできません。最終的に体を治すのは、相手の行動次第なのです。

 その行動が運動、特に不調を抱えている人に必要なのは、機能改善トレーニングです。いわゆるリハビリとも言い換えることもできます。

 体の土台から組み立て直して、一からリスタートするのです。

 ここの土台ができていないと、一人で、24時間ジムに行って、ベンチプレスとかスクワットをしても、肩を痛めたり、腰、膝を痛めるリスクが高くなってしまいます。

 自己流は、事故(流)のもとです。
 健康のために、始めたトレーニングも痛めてしまっては、本末転倒です。
 専門家のもとで土台を作り直してから、自己流に突き進んでください。

セッションの結果

2ヶ月後

 当初抱えていた、腰痛、膝の痛み、傷の違和感は消失

 横の姿勢の変化


  • 股関節の位置が後ろに引かれている
  • みぞおち部分も後ろに来て、肋骨が閉じている
  • 胸が開いて、首の位置も後ろに来ている
  • 重心もくるぶしよりも少し前に来ている

 写真の緑丸にもみられるように、腰の反りが出て、お尻が上がったような感じが見て取れると思います。

 この股関節の位置が整うことで、骨盤に影響を与えて、全体的に整った姿勢になっています。

 この写真は、セッション前ですが、基本的に良い姿勢をとれています。

変化をするために

 この方は、初回から4回目まで、整体と鍼を行いそのあとに、ピラティスを行いました。特に体幹の弱さからふくらはぎと背中の緊張が強くなっていたので、鍼は腰やお尻の部分にも行いましたが、メインは、『背中』でした。

 手術後の身体の特徴で多いのは、体を守るために、体幹の深い筋肉よりも、表面の筋肉が硬くなってしまって、呼吸のしづらい環境となり、疲れやすくなったり、痛み以外に、自律神経の症状が現れてきます。

手術後の体の不調でお困りの方に伝えたいこと

 この方は、もともとの変形性股関節症の影響がありましたが、手術をして生活が楽になったと言っていました。

 ですが、リハビリは、あくまでも応急処置、日常生活に復帰するために行います。さらなる体の機能回復をすることで、肩こりや腰痛、膝の痛みなど、手術した部分とは違う部位に負担をかけることがなくなります。

 病院でのリハビリが終えたら、それで終わりにしてしまうと、スタートラインに立った状態から前に進まない体で終わってしまい、痛みや不調を引き起こしますので、必ず、リハビリが終えたら、その後も、トレーニングを3ヶ月~4ヶ月は継続して欲しいです。

 普通の筋トレとは違い、機能の回復を目的とするトレーニングは毎日少ない時間からでも続けることがとても重要です。
 トレーニングと聞くと、重たいダンベルやバーベルを持ち上げたり、担いだりすることをイメージする方が多いですが、自分の体重を利用したトレーニングで十分です。

 トレーニングの初心者がマット上でピラティスをするのは、難しいと言われているので、当院では、家にあるものを使って、道具なしで行うよりも、効果を実感して取り組むことができるように、エクササイズ動画を提供しています。

 ジムに通って、マシンを使う必要もありません。マシンは、姿勢改善や不調改善には、不向きです。見せる筋肉を身につけたい場合は、オススメしますが、特にそういった目的がなければ、家でできる自重トレーニングで十分身体を変えることができます。

 一度姿勢が整い、良い姿勢が習慣になっていれば、トレーニングの頻度を落としても身体は良い姿勢を保てるようになります。

喜びの声

最後に

 この方のように、整骨院や整体で本来必要であるトレーニングを教えてもらえないまま、「体をほぐせば、良くなります」という言葉に惑わされて、結局無駄に時間を過ごす経験をしてほしくありません。

 私自身も、長く体の痛みや不調で苦しんできたからこそ、「必要なのは、運動です。」で終わらせません。

 体の状態によって、「このトレーニングを家で行ってください。」と1種目だけでも提案してもらえるところに、本当はみんな通ってほしいですが、整骨院や整体では、そのようなメニューもサービスも行っていないところが9割です。

 運動が必要なのは、分かってる。運動してはいるけど、体は改善されない…そんな人もいます。具体的にどんな運動がいいのか、逆にどんな運動は今はしない方がいいのか?
 などなど、それを当院では、伝えています。

 なぜなら、家でのケアが当院に来るよりも大切であることを理解しているから。だからこそ、正直にお話ししています。

 やれば、変わります。
やらなければ、変わりません。
答えは非常にシンプルです。

この方のように、手術後の身体の不調でお困りの方は、いつでも相談ください。

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Nika活鍼ピラティス院│代表

三宅 雄生のアバター 三宅 雄生 無限大の可能性を解放するライフデザイン調律コーチ

鍼灸マッサージ師
アスレティックトレーナー
ピラティスインストラクター

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