50代以降の女性は
ホルモンバランスの崩れから
膝に症状が出ることもある
膝の症状を訴える人は、実は、女性が多いです。特に更年期の女性に見られます。
なぜ、更年期の女性に多いのかというと、ホルモンバランスの乱れが関係してくるのですが、これに関連することとして、自律神経があります。
特にこの自律神経を乱れてしまうことが、膝に対して負担をかけてしまうことが考えられるので、マッサージだけではリラックス効果を感じることはできますが、自律神経の乱れによって、階段を使うときなどの些細な身体の動かし方の間違いを積み重ねていくうちに膝が耐えきれなくなって痛みとして現れてしまいます。
改善に必要なポイントは、いわゆるインナーマッスルという体幹の筋肉とそれにかかわる股関節の動きが重要なのですが、ストレッチやマッサージだけでは、リラックスはするものの、筋肉を強化することができません。
だからこそ、整体だけではなく、トレーニングで体を動かすことが、更年期の女性の膝の痛みを改善するのに最適な方法となるのです。
実際に、当院に階段を使うとき、特に上る時に膝が痛む人は、マッサージだけでは改善されなかったのが、ピラティスを取り入れたことによって、今は、痛みなく階段を上って通われています。
体を正しく鍛える重要性を知ることで、あなたの動かした時の膝の痛みを忘れることができ、どこへ行くにも、自信を持って、歩いて行くことができるようになります。
下り坂に向かう年代であっても、脳や筋肉は必ず答えてくれます。いくつになっても、成長できるので安心してください。
もし、階段を使うときに膝の痛みが出てお困りであれば、早め早めの対処をしておくことがおすすめです。症状が悪化する前に、適切な対処をしておくことによって、変形性膝関節症になることもなく、なりかけていても、進行を食い止める手段になるかもしれません。